マーケティングオートメーション導入者の８割が効果を実感。導入時の推進担当者181名へのアンケート調査

BizHint 編集部 2019年11月29日(金)掲載

マーケティングの各プロセスにおけるアクションを、自動化するための仕組みや、そのプラットフォームの総称であるマーケティングオートメーション。（以下　MA） 1st Penguin株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：村井庸介）は、MA導入を推進した経験がある人181名の方を対象に「MA導入」に関するアンケート調査を実施し、そのうち有効回答を得られた106人の回答を集計しました。

検討から約9割の企業が実際に導入

アンケートの結果、MAの導入を検討した企業のうち約9割が実際に導入まで至りました。また、自社のマーケティング機能の他社との比較については、「とても強い」「強い」と回答した人が52.8%と半数を超えました。

導入時の比較検討見積は3社が最多の34%、導入サービス名はOracle Marketing Cloudが首位

検討時に行った見積件数の質問に対しては、3社（34％）が最も多く、3社以上での見積を行なった企業は58.6％を占めました。また、比較検討を行なったサービスについては「Oracle Marketing Cloud（60.4%）」が首位、以下「b→dash（47.2%）」、「SATORI（46.2%）」、「Pardot（38.7%）」、「Marketo（36.8%）」の順となりました。この検討対象サービスの上位5つは、実際の導入にあたっても合わせて81％の割合を占めています。

導入時の期待とその後の効果、不満

さらに、実際に導入した人に対して、導入前の期待と導入後の効果について質問をしました。導入前に期待したことについては68.4%の人が「セグメントに分けたマーケティングの強化」、次いで60.0%の人が「リード管理強化」と回答しました。導入後の効果については「期待以上」「期待通り」と回答した人が80.0%と、大半の人が期待していた機能や効果を実感でき満足している人が多いことが明らかになりました。また、「あまり期待通りでない・全く期待通りでない」と回答した方に、その内容について質問したところ、「導入後の業務フローの想定が検討不十分だった」が73.7%で最多、次いで「必要な機能を揃えたら結局システムコストが上がってしまった」が42.1%の順になりました。