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連載:第2回 【採用学6周年記念セミナー イベントレポート】

採用学・服部泰宏准教授が語る新しい“優秀さ”の定義【採用学6周年記念セミナー イベントレポート】

BizHint 編集部 2020年1月10日(金)掲載
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人材の「優秀さ(excellence)」は、従来の大学ランクやコミュニケーション能力といった古典的なものから、新たなものへとシフトしています。新しい「優秀さ」とはどのようなものか、それによる採用や育成の変化についても語ります。本記事では、採用学研究所設立6周年を記念して開催された「6周年記念セミナー」から、採用学研究所客員研究員 服部泰宏さんの講演の模様をレポートします。

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「優秀さ」はいくつかの要素から成り立つ

人の「優秀さ」は複数の要素から成り立っており、定義することはとても困難です。 優秀さを建物の階層に例えると、2階建て以上の問題だと思っています。つまり、1階部分は今の時代に活躍するために必要な優秀さであり、2階部分は所属する会社で活躍するために必要な優秀さ、3階部分は担当する業務で成果をあげるために必要な優秀さといった具合です。

1階部分に当たる、今の時代に必要とされる優秀さはどのような要素があるかについてお話します。

優秀さに着目したきっかけは、企業の採用要件の変化を2005年の日本労働政策研究・研修機構の調査結果と10年後の経団連の調査結果で比較してみたことです。

すると採用要件はほぼ同じで、つまり、社会での優秀さは時代が進んでもそれほどバージョンアップしていないことが分かりました。

私はゼミを希望する学生一人ひとりと、10分の面談を3回、合計30分の面談をしています。すると「この子は内定をもらうだろうな」というのがなんとなく分かってきます。実際に就活の結果と照らし合わせると、大方当たっている。さらに、学生たちを知るゼミ生の意見を聞いてみても、私の印象とほぼ同じでした。

こうしたことから、 1階部分の優秀さとして必要な能力は、ある程度固定化されるのではないか と考えました。

複数の要素からなる「クリエイティビティ」は、面接の質問や評価ツールの活用で測ることが可能

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