ICクレジットカードの利用率増加、セキュリティに魅力
日本クレジットカード協会は、クレジットカードを保有する全国の消費者(20歳~69歳の男女)を対象にインターネットで「2019年度 ICクレジットカードに関する消費者意識調査」を実施しました。本調査によると、クレジットカードの利用率は前年よりも増加しており、なかでもICクレジットカードをメインで利用する人の割合が増えているようです。
ICクレジットカードの利用率は増加傾向
クレジットカード保有者のうち、ICクレジットカードの利用率は61.8%(6.7%増)と前年に比べ増加しています。
また、磁気式クレジットカードとICクレジットカードのメイン利用度を比較してみると、ICクレジットカードのメイン利用率が51.9%(2017年は45.4%で6.5%増)と、ICクレジットカードをメインで利用する人の割合も半数を超えています。
- 年代別のICクレジットカード利用率
伸長率は、全年代で6.7%増加、男性30~40代と女性40代は10%以上増加し、ICクレジットカードは幅広い年代に浸透していると言えるでしょう。
*伸長率については、前回実施した2017年との比較になります。
ICクレジットカードはセキュリティ面で高評価
- ICクレジットカードの特徴に対する認知度/魅力的な特徴
ICクレジットカードの魅力に関する調査では、「カード偽造が困難」「紛失・盗難にあっても不正利用されにくい」といった回答が上位に挙がっています。しかし、これらの特徴の認知度は39.8%~47.0%と、半数以下に留まっています。ICクレジットカードのセキュリティは高い評価を受けていますが、そのメリットはあまり知られていないようです。
暗証番号の認知度は用途の理解度に比例
- ICクレジットカードの「暗証番号」の認知度
暗証番号を「しっかり覚えている」は64.3%、「何となく覚えている」「覚えていない」の合計が35.7%と、暗証番号の認知に不安がある人が3割以上もいることがわかりました。
クレジットカードに入会するときに、暗証番号の用途を理解して設定した場合は認知度が高く、用途を理解せずに設定した場合は認知度が低くなる傾向にあるようです。
非接触決済に期待は高まるも、現時点の認知度は低い
クレジットカードをカードリーダーにかざすだけで決済が完了する非接触決済の認知度は35%と低い傾向にあります。
一方、利用意向は70%と高く、認知度と比べると35ポイントも乖離が見られます。非接触決済への期待は高く、体制が整えば利用者が増える可能性も考えられるでしょう。
調査詳細
【回収サンプル数】 2,099サンプル
【調査時期】 2019年7月26日(金)~29日(月)
【調査実施機関】 株式会社日本リサーチセンター
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000017043.html
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