連載:第2回 小売・サービス
博報堂生活総合研究所、生活者が選ぶ2020年ヒット予想ランキングを発表。2019年は「タピオカ(台湾文化)」が1位
2020年のヒット予想は1位「東京2020オリンピック・パラリンピック」 2位「ドライブレコーダー」 3位「キャッシュレス決済」…生活者は社会の大きな節目と向き合う商品・サービスを選びました。
2020年のヒット予想、キーワードは「変化本番」
博報堂生活総合研究所は、このたび、生活者が選ぶ“2020年ヒット予想”をまとめました。 本レポートは、今年、世の中で注目されたと思われる商品やサービス、コンテンツなどを生活者に提示し、「2020年以降、話題になりそう/人々の生活に普及・浸透していそう」と思うかを調査、「そう思う」「ややそう思う」という予想の強弱を反映するよう結果をポイント化したランキングとヒット予想の理由を分析し、“2020年ヒット予想”をまとめたものです。
“2020年 ヒット予想” のキーワードは【変化本番】です。2020年は東京オリンピック・パラリンピックの開催や、消費増税に伴うキャッシュレス化の推進、5G・IoT(Internet of Things)・AI(人工知能)の実用化など、社会全体に大きな変化をもたらす事象や最新技術の実装が本番を迎える年です。生活者の注目は、いよいよ現実のものとなり始めた変化に向き合う商品・サービスに集まっています。
なお、“2020年 ヒット予想”と合わせ、「2019年、ヒットした/話題になった」と思うものも調査しています。「タピオカ(台湾文化)」(1位)をはじめとした、街角での行列や店舗の増加を通して、広がりが目に見えるヒットが上位となりました。また、今年が節目の「新元号」「増税」関連の事象が注目を集めたほか、開催が来年に迫った「東京2020オリンピック・パラリンピック」も7位にランクインしています。
ランキング分析による5つの【変化本番】
◆グローバルイベントによる【変化本番】
56年ぶりの開催となる「東京2020オリンピック・パラリンピック」(1位)と、それに伴って増加が予想される観光客向けの「外国人向けサービス」(14位)に注目が集まりました。
◆次世代通信による【変化本番】
来年の実装が予定されている次世代通信「5G(ファイブ・ジー)」(7位)と、それによる「IoT(Internet of Things)」(23位)、「eスポーツ」(19位)の進化に期待が集まっています。
◆キャッシュレス化による【変化本番】
「消費増税」(10位)に伴いポイント還元が実施される「キャッシュレス決済」(3位)、「QRコード決済」(5位)が上位となりました。
◆働き方改革による【変化本番】
「働き方改革」(23位)を受けて「副業」(19位)がランクインしたほか、空いた時間を活用できる「個人が配達するフードデリバリー」(26位) や「フリマアプリ」(17位)といった新しい働き方・稼ぎ方にも注目が集まっています。
◆超高齢化による【変化本番】
「高齢ドライバーの事故防止策」(4位)、「自動運転システム搭載車」(8位)に注目する声が多く集まりました。また、「資産形成・資産運用」(26位)や「終活」(22位)など、長期化する人生に自ら対処しようとする動きも高まっています。
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000248.000008062.html
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