連載:第1回 総合 2020年1月~3月
人事担当者417名の本音調査。 人事の4割が「社内の協力に不安」を抱えるリファラル採用
株式会社MyRefer(マイリファー)(本社:東京都中央区、代表取締役社長 CEO:鈴木貴史)は、20代~50代の人事担当者男女417名を対象に人事の本音調査を実施。 約7割の企業がリファラル採用に関心を持ちつつも、企業と社員のエンゲージメントに関する問題がリファラル採用の導入に影響しています。
1.概要・人事担当者の悩み
1.人事は、「これまでの採用手法では応募数が集まらない」(48.1%)、「会社の本質的な課題まで考えなければならない」(42.8%)という、従来までの人事担当者の領域を超えた悩みを抱えている。
2.リファラル採用を導入している・予定企業が43.0%・検討中の企業が22.6%と、約7割の企業がリファラル採用に関心を持っている。
3.導入できていない理由は、「社内エンゲージメントが優先されるから」(56.4%)、「社内の協力が得られる気がしない」(36.4%)といった、企業と社員のエンゲージメントに関わる問題が大多数を占めている。
4.リファラル採用を導入している企業のうち約2割はよく成果が出ており、その理由は「部課長などのマネジメントメンバーが協力的」(60%)、「社長および経営メンバーが協力的」(40%)と回答し、リファラル採用が社員だけでなく経営陣およびマネジメントメンバーのコミットが必要である傾向が明らかに。
人事の約4割は「会社の本質的な課題まで考えなければならない」という、従来の人事領域を超えた課題認識を持っています。 一方で、「これまでの採用手法では応募数が集まらない」という採用課題も抱えていることが分かりました。
2.約7割の企業でリファラル採用を導入、または関心あり
リファラル採用について、「導入している」(30.5%)、「導入予定」(12.5%)、「検討中」(22.6%)、「導入するつもりがない」(20.6%)と、約7割の企業がリファラル採用に関心を持っています。採用難のなか新しい採用チャネルを確保するとともに、採用だけでなく会社の本質的な課題と向き合って中長期的に組織力を高めていく両面の必要性を感じていることが分かります。
一方で、検討しているものの導入できていない企業が23%ありました。
3.導入できていない理由は、社内エンゲージメントや社内の巻き込み方
リファラル採用に7割の企業が関心をもっているものの、導入を検討しているができていない企業が約2割います。その理由として、「社内エンゲージメントが優先されるから」(56.4%)、「社内の協力が得られる気がしない」(36.4%)といった企業と社員のエンゲージメントに関わる問題が多くを占めています。
4.リファラル採用導入企業のうち、約7割が成果を実感
実際に、リファラル採用を導入している企業の運用状況としては「よく成果が出ている」(18.9%)、「少し成果が出ている」(48.6%)、「あまり成果が出ていない」(25.7%)、「全く成果が出ていない」(1.4%)と、約7割の企業が成果を実感していると回答しました。
5. リファラル採用は経営メンバーやマネジメント層の協力が不可欠
リファラル採用の成果が出ている理由は、「部課長などのマネジメントメンバーが協力的」(60%)、「社長および経営メンバーが協力的」(40%)など、一般社員のみでなく上位役職者の協力度合いが大きな要因となります。リファラル採用が社員だけでなく経営陣およびリーダークラスのコミットが必要である傾向が明らかになりました。
人事は導入時に社内のエンゲージメントや社内協力に不安を抱えていることから、経営陣やマネジメント層の積極的な支援があれば、中長期的に組織力を高めていくことができるのかもしれません。
調査概要
・調査期間:2019年9月20日~2019 年9月30日
・調査対象:全国22~59歳の人事417名(男性191名、女性226名)
・有効回答数:417名
・調査方法:インターネット調査
・調査主体:株式会社MyRefer
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000036924.html
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