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成長するベンチャーの人事の特色とは? サイバーエージェント曽山氏 × メルカリ小泉氏 「強い組織をつくるために必要なこと」(前編)

BizHint 編集部 2016年9月4日(日)掲載
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※この記事は2016年8月17日に開催されたのイベントの録音を元に作成されたレポートです。


登壇者

パネラー

曽山 哲人 氏 (株式会社サイバーエージェント 執行役員 人事統括)

小泉 文明 氏 (株式会社メルカリ 取締役)

モデレーター

南 壮一郎 氏(株式会社ビズリーチ 代表取締役社長)

成長するベンチャーの人事の特色とは?

南 壮一郎 氏(以下、敬称略) :このセッションのテーマである「強い組織」づくりの「強い」という言葉には、成功の再現性をいかに高めていくかという意味が込められていると解釈しています。この視点に立って、人事が担うべき役割や、成長するベンチャーの人事にふさわしい人材像について、お二人にお聞きしていきたいと思います。まずは、人事制度の特徴も含めて、自己紹介をお願いします。

曽山 哲人 氏(以下、敬称略) :サイバーエージェントの曽山です。当社の事業構成はB to Bのインターネット広告事業が全体の半分を、残り半分をB to Cのスマートフォン向けのゲーム事業やアメーバブログのメディア事業が占めています。それぞれの事業で、顧客へのアプローチも違えば、カルチャーも違います。また、社員数は全体で3600名にのぼります。グループ会社が80社あるので、ベンチャー企業の集合体といったイメージが正しいでしょう。この80社をまとめるのはけっこう大変なんです。

サイバーエージェントで特徴的な人事制度は、2つあります。1つは、経営陣中心のチームで自社の「あした(未来)」につながる新規事業案をトーナメント方式で競う「あした会議」と、役員の交代制度8人のうち二人必ず交替する制度「CA8(シーエーエイト)」です。取締役を「上がり」ではなく、キャリアパスの一つにしていこうという取り組みです。

小泉 文明 氏(以下、敬称略) :メルカリは2013年2月に創業し、「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」というミッションのもと、日米でフリマアプリ「メルカリ」を展開しています。従業員は合計350名くらいで、半分以上はカスタマーサポートに携わっています。現在、ロンドンオフィス準備中ですが、創業初期からグローバル展開を意識してきました。私の管轄は、採用やプロモーション、事業推進などのコーポレートで、要するに「プロダクト以外全部」を見ています。

メルカリのHR施策の中でも特徴的なのは、社員の紹介による「リファラル採用」が盛んなことです。メンバーの約半数がリファラルで採用に至っています。現在、注力しているのは、メルカンという独自のブログやwantedlyによるブランディングです。メルカリには、Go Bold(大胆にやろう)、All for One(全ては成功のために)、Be Professional(プロフェッショナルであれ)という3つのバリューがあり、これらを明確に発信していることがリファラル採用を支える大きな柱となっています。

強い組織とは「変化し続ける組織」

:ビズリーチは創業して7年目を迎えますが、この間に得た一番の学びが、「会社経営は人事そのもの」ということでした。第1回目のセッションでも「人事=経営」というお話がありましたが、まさにその通りだなと。では最初に、人事がどんな考え方で「強い組織づくり」に臨めばいいのかについてお話を聞いていきたいと思います。そもそも、お二人にとって「強い組織」とはどんな組織なのでしょうか?

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