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連載:第10回 人事は、どうあるべきか?

戦略人事を担うHRBPに求められた2つのこと【DeNA組織開発部部長・菅原啓太さん】

BizHint 編集部 2019年6月3日(月)掲載
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モバイルゲームで大きく事業を伸ばしてきたDeNA。ゲーム・エンターテインメント事業のHRBPであり、組織開発部部長の菅原啓太さんは経営と現場をつなぐ戦略人事の役割を求められてきたそうです。今回は、菅原さんがHRBPとしてどんな取り組みをしてきたのか、戦略人事を目指すにはどんな要件が必要なのかを伺いました。

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菅原啓太さん

IT系ベンチャー企業での勤務を経て、2009年にDeNAのエンジニアとして入社。 Mobageの事業責任者や新規事業の立ち上げなどを経験した後、2015年からHR本部へ異動。現在は組織開発部の部長としてゲーム・エンターテインメント事業のHRBPに従事。経営と人事をつなぎ、事業に資する人事として戦略人事を実践中。


事業を取り巻く変化のなかで、HRBPに求められること

——これまでDeNAを取り巻く事業状況を菅原さんはどう見ているのでしょうか?

菅原啓太さん(以下、菅原): ここ数年、ゲーム・エンターテインメント事業などDeNAを取り巻く事業環境は大きく変わってきています。例えば、当社は長年スマホでのモバイルゲームを提供していますが、ゲームビジネスはヒット作による収益のボラティリティが非常に高い一方で、求められるゲームのクオリティは年々高まり、それに伴う開発の大規模化と高度化が進んでいます。

そうなると、コンシューマーゲームに近い環境になり、コンシューマー企業を含めたゲームクリエイターの人材争奪戦になってくるので、採用では非常に苦戦していました。とはいえ、新作ゲームの制作本数は一定数確保しなければいけません。そのため、どのように開発チームのメンバーを集めて組成していくのか、といった組織課題にHRBPとして向き合うこともありました。

——事業経験者からHRBPになったのはどのようなきっかけがあったのでしょうか?

菅原: 当時、人事部門のトップを務めていた對馬(現COO室室長)から 「DeNAの人事は事業を成功させるために存在してほしい。経営戦略と事業計画を連動させて事業をよりドライブするために、菅原さんには戦略人事の担い手であるHRBPとして手伝って欲しい」 と言われまして……。当初は断っていたのですが、3度も打診されたので、「戦略人事には何かあるに違いない」と思って異動しました。

——HRBPとして異動して何から取り組まれたのでしょうか?

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