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連載:第11回 食品

POSデータから見る飲食店の動向、コロナ前比較で売上が約40%まで減少、夜メインは25%の業種も

BizHint 編集部 2021年7月16日(金)掲載
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2021年5月の飲食店の売上は、後半徐々に持ち直しましたが、緊急事態宣言・まん防(まん延防止等重点措置)と引き続き対象地域も多く、いまだ苦戦が続いています。季節も初夏を迎えており、ビール類を中心に、アルコール販売のテコ入れで、業績を回復させたい飲食店も多いと思われます。5月の売上・客数動向などを年次・週次・月次で見てみましょう。

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月次・週次推移、地域差からうかがえる人流の上昇

パーソルグループのポスタスでは、クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」を提供していますが、それによると2021年5月の飲食店の売上は、コロナ前の2019年比で見ると40.9%に留まりましたが、2020年比で見ると118.8%と上昇しました。ただし、緊急事態宣言の影響もあり前月からは14ポイント減少しています。客数もほぼ同じような動きですが、減少幅は軽くなっています。緊急事態宣言の効果が徐々に薄れ、人流が増加していると思われます。

2019年2月4日~2019年6月2日、2020年2月3日~2020年5月31日、2021年2月8日~2021年6月6日の期間で、週次売上を全体および地域別で見ると、売上増とともに新規感染者数が増え、売上減から1、2週遅れで新規感染者数が減っていることがわかります。またエリア別で見ると、緊急事態宣言・まん防対象外の四国地方と、5月上旬に宮城県のまん防が解除された東北地方は、2019年比で大きく回復を見せています。

さらに業態別で2019年比/2020年比の売上を見ると、2019年比では、居酒屋が前月から17ポイント減で27.3%、専門料理は13ポイント減で44.7%と大きく落ち込んでいます。とくにバーは25%と最下位になっています。やはり夜利用がメインで、アルコール提供を中心としていた業種が、時短営業により打撃を受けていました。

調査方法

調査期間:2019年1月1日~2019年12月31日、2020年1月1日~2020年12月31日、2021年1月1日~2021年5月31日など
調査対象:「POS+」のPOSレジを導入している全国の飲食店
調査手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000056468.html
https://www.postas.co.jp/news/2021/3965/index.html

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