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連載:第1回 プロ・リクルーター、河合聡一郎さんが聞く【事業承継のカギ】

事業承継の成功のカギと後継者に必要な資質とは【株式会社ReBoost河合聡一郎さん】

BizHint 編集部 2019年1月15日(火)掲載
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BizHintでは「事業承継」をテーマにした連載をスタートいたします。事業承継を経た会社の経営者に人材採用のプロであり、また「プロ・リクルーター」としても活動している河合聡一郎さんがインタビュー。直面した課題と解決方法、組織づくりのコツなど、事業承継を円滑に進めるためのポイントや、事業を存続・発展させるためのヒントを伺います。初回は河合さんがなぜ「事業承継」に着目しているのか。そして、よい組織を創るためのポイントについて聞きました。

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河合聡一郎さん 大学卒業後、東証1部の印刷機械メーカー入社。リクルートHRマーケティング(現リクルートジョブズ)にて中途採用メディアの営業、パートナー企業の育成PJTを担当。 その後、株式会社ビズリーチの立ち上げに携わり、外資系IT企業、コニカミノルタを経て、ラクスル株式会社に創業メンバーとして参画。 人事マネージャーとして、経営メンバーと共にダイレクト/リファーラル・リクルーティングを用いたタレント・アクイジションや組織運営に取り組む。 同時に複数社のITスタートアップの創業支援、個人での出資を含めた社外アドバイザーも兼務し、ハンズオン型の組織設計全体の支援、ダイレクト・リクルーティング導入支援、運用を実施。 業態・企業規模・ポジションにかかわらず採用成功を実現し、3社のIPOにも貢献。 2017年、株式会社ReBoostを創業。代表取締役就任。


事業承継とは?

事業承継とは、会社の事業を後継者に引き継ぐことですが、中小企業においては経営者の後継者不足や高齢化などにより、それが進んでいないのが実情です。国の経済を支える中小企業を存続させ、さらに発展させていくためにも、経営者には事業承継の意義やその仕組みへの理解、また、より早い段階で対策を講じることが求められています。


事業承継成功のヒントと経営者のフィロソフィーを探りたい

――そもそも、河合さんは「事業承継」のどのような部分に注目しているのでしょうか。

河合聡一郎さん(以下、河合): 事業承継はオーナー経営者にとって非常に複雑な要素を持っており、乗り越えるのが困難なトピックスです。また、後継者不足も昨今は話題になっています。少し前ですが、平成28年に中小企業庁が「事業承継ガイドライン」を策定しています。それによると、経営者の平均年齢は66歳に達しており、今後の5年~10年で事業承継がますます注目されていきます。そして、経産省によると、約127万社が後継者不足と言われており、国としても本格的に支援をしていく方針となっています。とはいえ、事業承継する方法はさまざま。どの方法が最適なのかというノウハウだけでなく、実際に事業承継をした経営者の方々のフィロソフィーから組織運営の観点も連動して、成功させるための法則を導き出したいです。

実は私自身、「家業を承継する」と言う前提で、これまで幼少期から人生の大半を過ごしてきました。社会人の20代後半や30代前半は事業承継をした周りの知り合いにも多くヒアリングに行ったり、関連書籍を数多く読んでいました。

そんな私の実家は、岐阜市で約70年の歴史がある印刷機械の商社を営んでいます。祖父が創業し父親が現在2代目で、従業員は30名程度の規模です。私が家業に携わった時期もあり、新規事業で業界に特化した中古印刷機のマッチングプラットフォームを立ち上げていました。結果的に、業界の中でも話題になりお問い合わせや売り上げにもつながっています。

ただ、ITベンチャー企業での勤務を経て、結果的に自分自身でも起業をしているので、中心的な役割で携われていないのが現状でもあります。

さまざまな経営課題が待ち受ける事業承継の難しさ

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