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連載:第7回 中竹竜二さんが聞く「伸びる組織」

組織変革の”一番ピン”を探せ! パナソニックから分離独立した企業の経営者がたどり着いた答え

BizHint 編集部 2021年5月17日(月)掲載
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2019年にパナソニックから分離独立したパナソニックi-PROセンシングソリューションズ株式会社を率いる中尾真人会長。エンジニア出身でコンサルティング会社、ミスミなどで実績を積んできた経営のプロでもあります。目下、中尾さんが取り組んでいるのが「組織文化づくり」。遠回りとも思えるような地味なコミュニケーション活動に真剣に取り組んでいるとか。その背景について、チームボックスの中竹竜二さんが聞いていきます。

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パナソニックi-PROセンシングソリューションズ株式会社
代表取締役会長 兼 CEO 中尾 真人(なかおまさと)さん

慶應義塾大学大学院理工学研究科工学修士取得。東京電力にエンジニアとして入社。経営の面白さに気づき、米国で経営学を学んだ後、ボストン・コンサルティング・グループで経営コンサルタントとして機械・エネルギー業界を担当。その後、職業経営者としてミスミ、MKSパートナーズ、日本オイルポンプ代表取締役社長、ハーモニック・ドライブ・システムズ理事を経て、2019年10月現職に就任。


代表就任直後から、組織文化に注力

中竹竜二さん(以下、中竹): 中尾さんは2019年にパナソニックi-PROセンシングソリューションズ社の会長に就任され、いま組織変革に取り組まれています。「経営のプロ」としてのご経験も豊富で、多くの読者にも役に立つヒントがあると思います。

まず中尾さんがこれまでどんな経歴を歩んできたのか、お伺いできますか?

中尾真人さん(以下、中尾): パナソニックi-PROセンシングソリューションズ社は、パナソニック社内にあった防犯カメラや産業用・医療用カメラの事業部門が2019年に分社・独立した会社です。

私は大学で電気工学を学んだ後、東京電力でキャリアをスタートさせました。その後、経営コンサルのボストンコンサルティングや機械部品会社のミスミなどを経て、パナソニックi-PROセンシングソリューションズにやってきました。

「新しい会社」で最初にやることは事業計画の策定、企業戦略の立案でしょう。戦略立案は読み、書き、そろばんがある程度できる人ならできます。難しいのは、立てた戦略を実行できるかどうか。P・F・ドラッカーさんの「企業文化は戦略に勝る(Culture eats strategy for breakfast)」のように、組織に戦略を実行できるだけの文化がないとダメです。

私は代表に就任して半年かけて中期計画を作りつつ、同時に「組織文化を創る」ことに取り組んできました。

中竹: 「組織文化を創る」取り組みのひとつとして、2020年にはチームボックスのトレーニングを導入してくださいました。そのほかには、具体的にどんなことをしたのでしょうか?

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