アパグループの圧倒的成長を支えた“秘訣”。2代目の「組織型経営」とは
1,068ホテル・143,527室のアパホテルネットワーク(2026年3月19日時点)を誇る、日本最大級のホテルチェーンである「アパグループ」。現在そのかじ取りを担うのは、「50期連続黒字」という偉業を達成したカリスマ創業者から経営を引き継いだ2代目社長・元谷一志さんです。「私には父のようなカリスマ性はない」そう語りながらも、就任直後に3期連続で過去最高売上、過去最高利益を更新。元谷社長は一体どのような方法で同社をさらに成長させていったのでしょうか。同社の持続的成長の秘訣に迫ります。
創業者が語った「50年連続黒字」の秘訣とは
私が家業に戻ったのは1998年、28歳の頃です。当時はまだ18ホテル・約3,500室の規模でした。それが今や1,068ホテル・143,527室。アパホテルネットワークは約40倍に拡大しています。コロナ禍であっても創業以来50期連続黒字を死守し、2022年のCEO就任以降も、3期連続で過去最高売上、過去最高利益を更新し、2025年11月期連結決算では、売上高2,667億円・経常利益996億円を達成しました。
私はかつて、創業者である父に「50年連続黒字の秘訣は何ですか?」と聞いたことがあります。返ってきたその答えにこそ、アパが危機をチャンスに変え、勝ち続けてきた秘訣が凝縮されていました。