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ビジネスリーダーの意思決定力。なぜ「正しい判断」をしようとする会社ほど失敗するのか

BizHint 編集部 2026年2月26日(木)掲載
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「慎重な判断」を重ねているはずなのに、成果につながらない。その背景には、「正しい判断をしようとするほど、決められなくなる」という、現代の組織が抱える逆説があります。不確実性の高い現代において、完璧な情報を待つ意思決定は、もはや合理的とは言えません。本記事は、東京女子大学 特別客員教授、早稲田大学 名誉教授の内田 和成さんに、誤った意思決定をしてしまう「3つの落とし穴」と「ビジネスリーダーの意思決定力」について解説いただきました。

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ソニーやGoogleも陥った、意思決定の罠

不確実性が高まる現代、多くのビジネスリーダーが「失敗しない、正しい意思決定」をしたいと願っています。しかし、そのために慎重に議論を重ね「絶対に勝てる証拠」が揃うのを待つことは、ビジネスにおいて最善の一手と言えるのでしょうか。

私がボストン・コンサルティング・グループにいた頃、ある先輩から「競馬の必勝法を知っているか?」と問われました。 私は過去のデータ分析や馬のコンディションの話かと思い、ロジカルな回答を考えたのですが、先輩の答えは衝撃的なものでした。

「レースが終わってから、勝った馬に賭ければいいんだよ」

そんなことは不可能です。「ふざけないでください」と笑い飛ばすのが普通の反応でしょう。しかし、先輩は真顔でこう続けました。 「競馬なら誰もが『あり得ない』と笑う。だが世の中の経営者は、ビジネスでまさにこの『レースが終わってから賭ける』という意思決定をしようとしているんだ」 と。

一体どういうことなのでしょうか。

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