連載:第14回 製造業
製造業の調達・購買DX、過半数が取り組みを進めているが「まだ構想段階」も4割存在


企業のあらゆる業務で進むDX推進は、製造業調達・購買部門も例外ではありません。その際、自社のDXの状況は他社と比べてどうなのか、どういったDXを進められるのか、情報収集に注力している担当者も多いと思います。調達データプラットフォーム「UPCYCLE」を提供するA1Aでは、実態調査を行っています。

自社の調達購買DXへの取り組み、8割超が「不足している」
この調査では製造業の調達・購買業務に従事する146人がアンケートに回答。まず「自社の調達購買DXの現状」については、「すべて導入・構築済みである」は1.4%と少数ですが、「一部は導入・構築済みである」32.9%、「システムの導入中・構築中である」21.9%をあわせると、6割近い企業がすでに調達購買DXに取り組んでいます。一方で「構想検討中」37.7%がもっとも多く、4割ほどの企業が足踏み状態です。
そのためか、「自社の調達購買DXへの感想」を聞くと、「不足している+やや不足している」の合計は86.3%にまで達しています。
なお「調達購買業務におけるAI活用」について聞くと、「たまに活用する(1か月に1回以上)+頻繁に活用している(1日1回以上)」が計32.2%と3割ほどが利用していましたが、使い途については「思考の整理」「翻訳」「会議の文字起こし、要約」「文書作成」などが上位で、調達購買そのものにおけるAI活用には至っていませんでした。
調査方法
調査期間:2024年11月29日~12月20日
調査方法:Web上でのアンケート調査
調査対象:製造業調達・購買担当者(A1Aメールマガジン購読者)
調査人数:146人
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000042281.html
https://up-cycle.jp/materials/materials-1458/
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