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連載:第61回 総合

中小企業の経営者の約2割「感覚的に予算を管理」、約1割が「把握していない」!? 管理会計の導入差で二極化

BizHint 編集部 2024年11月8日(金)掲載
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株主や金融機関など社外に開示する「財務会計」だけでなく、自社経営への活用のため社内向けにまとめる「管理会計」が近年ますます重視されています。一方で管理会計について課題があり悩んでいる経営者も、特に中小企業では多いのではないでしょうか?

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現状の管理会計に満足しつつもヒューマンエラーなどに課題感

SMBでは、従業員数100名未満の経営者1,016人を対象に「管理会計」に関する調査を実施。まず「管理会計」と「財務会計」の理解度についてそれぞれ聞くと、ともに「完全に理解している」とした人は2割弱でしたが、「ある程度理解している」は5割前後で、管理会計について6割以上が、財務会計について7割以上が理解している派でした。

そこで「月間の売上/粗利に関してどの程度把握できていますか?」と聞くと、「数値化をして完璧に把握している」27.8%、「ある程度数値化をして把握している」43.6%があわせて7割ほどで、「数値化はしていないが感覚的に把握している」という人も17.6%存在しました。なお「あまり把握していない」6.0%、「まったく把握していない」5.0%と把握していない経営者も1割ほど存在します。

また「会社ではどのようにして売上や粗利を管理していますか?」という質問では、「会計事務所に依頼」33.4%が最多で、以下「Microsoft Excelなどの表計算ソフト」29.5%、「クラウド型会計」17.8%が続きます。

ストレートに「管理会計の導入の有無」について聞くと、売上や粗利を正確に把握している企業ほど、管理会計の導入に積極的であることが明確になる一方、数値化ができていない企業ほど導入が進んでおらず、二極化の傾向があるようです。

導入率の高い企業(売上や粗利を把握している企業)に、「現状の管理会計に満足していますか?」と聞くと、「とても満足している」20.0%、「やや満足している」66.9%と、比較的高い満足度を示しています。ただし「現在の管理会計で抱えている課題」を聞くと、「ヒューマンエラーの発生」29.6%、「リアルタイムでの情報把握が困難」23.6%、「分析がしにくい」23.3%などの声があがり、さまざまな課題があるようです。

調査方法

調査期間:2024年9月30日~10月1日
調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
調査対象:調査時に「従業員数100名未満の経営者」と回答したモニター
調査人数:1,016人

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000113102.html

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