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ケースメソッド

2019年7月17日(水)更新

「ケースメソッド」とは企業研修として注目されている学習手法で、自己研究とディスカッションによって構成され能動的に学習に取り組むことで、実践力とリーダーシップといった非認知能力が身につくとされています。本記事ではケースメソッドの意味をはじめ、ケーススタディとの違いや研修、事例まで解説いたします。

ケースメソッドの意味とは

「ケースメソッド」の定義は、実際に起きた事例を教材として、あらゆる事態に適した最善策を討議し、学習者が答えを導き出す教育・研修手法です。

ケースメソッドの目的は、分析力や洞察力、戦略構築力、論理的思考力など、経営者や実務リーダーに必要な能力を疑似体験することです。

リーダーシップに必要な能力は、座学でのみでの習得は難しく、実務経験や反復訓練によって徐々に育まれます。ケースメソッド研修では、企業の経営者や管理職レベルで直面した具体的な事例が取り上げられ、その具体事例に沿って研修を行うことでこれらの疑似体験ができます。こういった疑似体験は、実際の現場で同様の問題が起きた場合に、迅速に意思決定を行い、対策を実行に移すことにつながります。

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日本でのケースメソッドの歴史

ケースメソッドの手法は、1930年代に米国のハーバード・ビジネス・スクールで始まりました。その後、アメリカの法律学や経営学の教育方法としてアメリカ国内で普及し、日本では、1960年代に“感受性訓練法”として紹介・実践されました。近年では、学校教育の現場で授業や教員研修などに取り入れられています。慶応大学大学院経営管理研究科で採用されている「慶應型ケースメソッド」が有名です。

また、ケースメソッドを社員研修などで導入する企業が増加しており、能力開発や次世代リーダー育成に有効な手法として注目されています。

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ケーススタディとケースメソッドの違い

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