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フォロワーシップ

2018年11月20日(火)更新

ビジネスの複雑化や競争の激化、労働者不足など混迷する環境のなかで企業として成果を上げるには、リーダーを支えるフォロワーの力が不可欠です。そのために有効なのがフォロワーシップです。ここでは、フォロワーシップの意味や理論、リーダーシップとの関係や研修の具体例などをご紹介します。

フォロワーシップとは

ここでは、フォロワーシップの意味や理論、メンバーシップとの違いについてご紹介します。

フォロワーシップの意味

フォロワーシップとは、 企業組織においてリーダーを補佐するフォロワー(部下やメンバーなど)が、リーダーに対して自律的支援を行うこと です。具体的には、フォロワーはリーダーの指示に従い業務を遂行するだけでなく、リーダーの行為に誤りがあれば意見するなど自分で考えて主体的な働きかけにより支援します。

その目的は チームの目標を達成するため であり、リーダーシップだけに頼ることなくフォロワーシップも発揮して、 チーム全体のパフォーマンスを最大限に発揮すること にあります。

フォロワーシップの影響力と2つの要素

フォロワーシップを提唱したのは、カーネギーメロン大学ロバート・ケリー教授で、著書「The power of followership(指導力革命―リーダーシップからフォロワーシップへ) 」の中でフォロワーシップとその概念について表しました。

彼の研究における調査では、 組織における業務の成果に対してリーダーの影響力は10~20%に対してフォロワーの影響力は80~90%と大きく、成果の大きさはフォロワーの活動に左右されることが分かりました

その結果、フォロワーシップに欠かせない要素には、「 組織に対する貢献力 」と「 リーダーに対する批判力 」の2つがあり、共に高い状態で発揮してリーダーシップを補完することが模範的フォロワーシップであるとしました。

メンバーシップとの違い