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コンセプチュアルスキル

2019年12月9日(月)更新

コンセプチュアルスキルとは、知識や情報を整理分析して総合的判断を行うことにより、物事の本質を見極める能力です。経営者や人事部など多くの経営資源を扱う立場にいる人材が身に付けるべきマネジメントスキルとして、多くの注目を集めています。本記事では、構成要素や向上によるメリット、具体的な研修例や参考書籍まで、徹底解説いたします。

コンセプチュアルスキルとは

コンセプチュアルスキル(conceptual skill)とは、物事の本質を的確にとらえることによって、個人や組織の持つ可能性を最大限にまで高めることができる優れた能力です。日本語では「概念化能力」と訳されます。

米国の経営学者でハーバード大学教授のロバート・L・カッツ(Robert L. Katz)氏が提唱した、管理者に必要な3つのビジネススキルのうちの1つです。

経営者や人事部など多くの経営資源を扱う立場にいる人材が身に付けるべきマネジメントスキルとして、多くの注目を集めています。

ロバート・カッツが提唱する管理者に必要な3つの能力

カッツ教授は、1955年に発表した『スキル・アプローチによる優秀な管理者への道(Skills of an Effective Administrator)』という論文の中で、マネージャー層に必要な3つの能力として、

  • コンセプチュアルスキル
  • ヒューマンスキル
  • テクニカルスキル

の3つを挙げました。

下記は、上記3つのスキルとバランスを管理者ごとに図式化した「カッツ・モデル」です。トップマネジメント(経営者層)で特に重要とされるのが「コンセプチュアルスキル」であることがわかります。

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