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ピラミッドストラクチャー

2018年11月11日(日)更新

ピラミッドストラクチャーは、ビジネスにおけるさまざまな場面で活用される手法です。作成することで、頭の整理や矛盾点の確認が可能となり、説得力のある主張ができます。ここでは、ピラミッドストラクチャーの定義や作成方法・注意点について図を用いて分かりやすく解説します。また、米のマッキンゼー社で活用される際のノウハウも紹介します。

ピラミッドストラクチャー(ピラミッド構造)とは?

ピラミッドストラクチャーとは、自身が伝えたい主張とその根拠となる事実を図式化する手法です。ちょうど三角形のピラミッドを横に3分割したような形となるため、ピラミッド構造とも呼ばれています。ピラミッドの上位へ向かうにつれ、項目数が抑えられている点に特徴があります。

論理思考についての教科書的な位置づけとなる著書「グロービスMBAクリティカル・シンキング」にも記載がある考え方で、主張と主張にまつわる根拠、根拠から導き出される考え方がひと目で分かるため、ビジネスの際に多く活用されています。

どのような場面で活用されるのか

ピラミッドストラクチャーは、ビジネスにおけるさまざまな場面で活用されています。たとえば、社内会議で新規事業の提案を行う場合に作成されるプレゼン資料が挙げられます。特にベンチャー企業などでは、作成したピラミッドストラクチャーを部下が会議で管理職などに見てもらいながら、プレゼンを行うケースが多くあります。

社内のみならず、社外の担当者を相手に行う営業活動にも活用されるケースも見られます。また、自身の考え方を整理するために繰り返し活用する場合もあるようです。

論理展開のフレームワーク

前述のようにさまざまな場面で活用されているピラミッドストラクチャーは、自身の主張に論理性をもたせた上で話を展開していく際に有効活用することができます。

まずは、上段に行くにつれ面積が狭まる3階建ての家をイメージしてみて下さい。底辺である1階部分には、自身が伝えたい主張の根拠となる情報や事実を配置します。そして、その上の階層となる2階部分には、1階に配置した根拠から導きだされるメッセージを置きます。そして、最上階となる頂点には、メッセージを根拠とした、自らが伝えたい主張を配置する形となります。

このように、伝えたい主張がグループごとに分類され、整然と並べられた状態で積み上げられていることから、ピラミッドストラクチャーは「論理展開におけるフレームワークである」といえるでしょう。

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