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リアリティー・ショック

2020年4月15日(水)更新

かつて、新しいことが始まって一か月ほど経つと、張り詰めていた緊張が解けて体調を崩したり、思っていたように物事が運ばずに憂鬱になったりという現象を「五月病」と呼んでいました。近年では、入社前の理想と入社後の現実のギャップに悩むことを「リアリティー・ショック」と呼び、実際に新入社員の7割以上が感じていると言われています。今回は、その原因や対策を徹底分析していきたいと思います。

リアリティー・ショックとは

「入社する前は、自分の能力を生かせるやりがいのある仕事ができそうだと期待していたのに、いざ入社してみたら戦力として計算されている様子もなく、希望する職種とは全く関係のない部署に配属されてしまった・・・」

リアリティー・ショックとは、このように入社前に抱いていたその企業や職場に対する「理想」と、実際に職場で働きながら経験する「現実」とのギャップに衝撃を受けてしまうことを言います。

パーソル総合研究所の「就職活動と入社後の実態に関する定量調査」によると、「リアリティ・ショック」を抱える社会人は76.6%という結果が明らかになりました。

【出典】就職活動と入社後の実態に関する定量調査 - パーソル総合研究所

リアリティー・ショックを防ぎたい理由

新入社員がリアリティー・ショックの状態に陥ってしまった場合、当然ですが企業としても多くの不安要素を抱えることとなります。

新入社員のモチベーション低下

新入社員が理想と現実のギャップをうまく消化できない状態が続くと、会社や仕事に対する不安が増大し、やがて幻滅するようになります。