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採用 媒体選定

2018年11月20日(火)更新

社会の高度情報化、少子化、企業に求められる人材の高度化が進む上で、求人募集の難易度は年々上昇していきます。その上で、どの求人媒体に求人情報・求人広告を掲載するのか、求人メディアの選定がより重要になっていきます。この記事では、そもそもなぜ求人媒体の選定が重要なのかを解説した後、求人媒体選定の為に事前にやるべきこと、確認すべきこと、各サービスの特徴などについて説明します。

人材採用にあたり求人媒体の選定が重要な理由

人材採用にあたり求人媒体の選定が重要な理由について、2つのキーワードを元に説明します。1つ目のキーワードは「生産性」です。

そもそも企業に所属し、社員として働く我々にとって、「生産性」は常に意識して働かなければならないでしょう。一般的に生産性は《得られた成果÷かけたコスト》で算出されます。

では、採用活動における生産性とはどのようなものでしょうか。マッキンゼー・アンド・カンパニーで人材育成・採用マネージャーを務めた伊賀泰代氏は、著書「生産性」の中で、次のように説明しています。

新規採用を行う企業は最初に「どんな人材を何人くらい採用したい」という目標を立てます。今、仮にその目標が「自社の採用基準を満たす一〇人の新卒学生の採用」であったとしましょう。このとき、最も生産性が高い採用とはどのような状況のことでしょうか? (中略) この企業にとって最も生産性の高い状況とは、「最終的に入社をする一〇人だけが応募してくる」ことです。

【引用】伊賀泰代『生産性』(ダイヤモンド社、2016年) p18,19

「応募者が集まれば集まるほど、優秀な学生も増えるはず」という量頼みの発想は、多くの場合、採用の生産性を悪化させます。あの手この手で無理矢理に応募者を集めれば、ある時点以降はその質も入社意欲も急速に低下し始めるからです。

【引用】伊賀泰代『生産性』(ダイヤモンド社、2016年) p20

求職者が集まらなくても問題ですが、応募者数が多くなりすぎても問題なのです。その為、採用媒体を選定し、応募数をコントロールしながら、できるだけ無駄のない採用活動をする必要があります。

2つ目のキーワードは「社会構造の変化」です。日本社会は今、次のような大きな変化に直面しています。