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従業員サーベイ

2020年5月20日(水)更新

企業価値や顧客満足度の源泉として従業員満足度に対する関心が高まる中、「従業員サーベイ」に注目が集まっています。「従業員サーベイ」とは「従業員満足度調査」のように、組織活性化や従業員と企業の関係改善などを目的として、現状把握のために行われるアンケートのことをいいます。大きく分けて年1−2回程度行われる大規模調査「センサス」と、週1回といった頻度でリアルタイムに状況を把握するための「パルスサーベイ」に分けられ、近年は年次評価廃止やパフォーマンス・マネジメントへの関心の高まりと並行して「パルスサーベイ」への注目が集まっています。

従業員サーベイとは?

近年、勤め先の企業に対する従業員の満足度、あるいは更に踏み込んで、所属組織に対する社員の愛着度や自主的な貢献意欲を意味する「従業員エンゲージメント」を高めることで、社員のパフォーマンスを最大限引き出そうとする取り組みが活発になってきています。

こうした従業員と企業との関係を把握し、向上させていこうとする取り組みを「ERM(Employee Relationship Management)」と呼びます。

そして、企業と従業員の関係性の改善をデータに基づいて推し進めるために使われるのが「従業員サーベイ」です。わかりやすく言えば「従業員を対象にしたアンケート」。

従業員サーベイは特定の組織内で行われるのが一般的ですが、多数の企業が参加し、社員数に基づいた規模別に従業員満足度を競い合う「Great Place to Work(働きがいのある会社)」の様な大規模サーベイもあります。

終身雇用の時代とは異なり、企業と従業員の関係がより流動的なものになる中、「従業員サーベイ」の実施企業は増え続けています。

従業員サーベイの代表例

代表的なものとして「従業員満足度(Employee Satisfaction, ES)」を計測するための、「従業員意識調査(モラールサーベイ)」が挙げられます。

「従業員意識調査」では、従業員の勤め先に対する満足度の向上に関係すると考えられる「満足要因」を洗い出し、各要因について、従業員がどのように感じているのかをサーベイで答えてもらうことで職場の組織課題を可視化し、改善に向けた施策へと落とし込むといった活用がされています。

「センサス」と「パルスサーベイ」