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POSシステム

2018年11月9日(金)更新

POSシステム(Point of Sale System)とは、物品販売に関するあらゆる情報を収集、管理、分析するシステムです。POSシステムの持つ数多くの機能を最大限に活用することで、業務の最適化やコスト削減、情報の可視化などのメリットを享受することができます。ここでは、POSシステムに対する理解を深め、導入効果を最大化するために必要POSシステムの歴史や仕組み、機能、種類、導入利点(メリット)などについて分かりやすく解説します。

POSシステムとは

POSシステムとは、物品販売に関するあらゆる情報を収集、管理、分析するシステムです。「Point of Sale System」の略称であるPOSシステムは、日本語で「販売時点情報管理」と訳されています。

商品名や金額、購入個数、購入者属性、販売日時、販売時点での天気や気温など、消費者の購買意思決定に影響を与える要素を網羅的に収集、管理、分析することができます。

リアルタイムでの売り上げや在庫数の把握を可能にしてくれるPOSシステムは、業務の最適化や戦略的な店舗運営を目的として数多くの小売業に導入されています。

なお、昨今では農産物の直売からタクシーの配車まで様々なビジネスシーンでPOSシステムが活用されていますが、当記事では主に小売業におけるPOSシステムついて扱っています。

POSシステムの歴史

1970年、アメリカのスーパーマーケットが急激な店舗数増加と徹底的な薄利多売という攻撃的な経営戦略を押し進めたことで発生した「商品管理コストの爆発的な増加による利益率の大幅減少」という難題を解決するために生み出されたのがPOSシステムです。

その後、1978年に生まれた世界共通の商品用バーコードシンボル(JANコード)と組み合わせることによって実用性が大幅に高められたPOSシステムは、世界中のメーカーがこぞって開発を進める魅力的な市場となり、目覚ましい成長を遂げることとなりました。

今日では、初期費用が一切発生しないPOSシステムや部門別など細かな管理や分析が可能なPOSシステム、購入者が自ら操作して決済まで行うことのできるPOSシステムなど個性豊かなPOSシステムが数多く存在しています。

個々のPOSシステムが持つ特徴を理解し、自社の導入目的と照らし合わせることで最適なPOSシステムを選択することが可能となるでしょう。