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新卒一括採用

2018年11月17日(土)更新

新卒一括採用とは、新卒者を対象として決められた期間にのみ求人を行い、採用試験を在学中に行った上で内定を出し、卒業後にすぐ入社するといった日本独自の雇用慣行です。今回は、新卒一括採用のメリット・デメリットと、国内・海外における新たな潮流についてご説明します。

目次

新卒一括採用とは?

新卒一括採用とは定期採用とも呼ばれており、海外では類を見ない独自性の高い日本固有の雇用戦略です。

長きに渡って多くの企業で取り入れられてきた方法だけに、企業側と新卒者それぞれに対するメリットを有しており、日本の国民性やビジネスシーンにもマッチした合理的な採用方法であるという高い評価を得てきました。

しかし、現在もなお続いているといわれる就職氷河期の影響やビジネス全体の欧米化という環境変化から、この新卒一括採用を見直す時期に入ったのではという意見も多く耳にすることとなりました。

新卒一括採用の成り立ち

新卒一括採用はどのような時代背景を経て、日本独自の雇用慣行として定着するまでになったのでしょうか。

ホワイトカラー層に限定した一括採用

新卒一括採用の起源はとても古く、明治時代に管理職や事務職などのいわゆるホワイトカラー層の採用方法として一部の企業において取り入れられていたことが始まりだといわれています。

人材不足をきっかけに在学中に採用する雇用慣行が拡大