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インクルージョン

2019年12月16日(月)更新

インクルージョン(inclusion)とは、従業員一人ひとりの違いを価値あるものとして高く評価し、組織全体で包み込むように迎え入れ、個々の能力やスキル、経験、強みを最大限に活かすことのできる環境を提供することです。多様性の受容と活用を通じて個人と組織のパフォーマンス最大化を同時に実現できることから、ダイバーシティと相性の良い取り組みとして注目されています。当記事ではインクルージョンの意味やダイバーシティとの関係性、重要視される社会的背景、メリット、実現させるためのポイント、企業事例などを分かりやすく解説しています。


~この記事でわかること~

  1. 「インクルージョン」の言葉の意味
  2. 「ダイバーシティ」との違い、関係性
  3. インクージョンを推進すべき理由と実施におけるポイント

インクルージョンとは

インクルージョンは、慢性的な人材不足やイノベーションの枯渇に苦しむ企業を救う画期的な取り組みとして、組織内の多様性を戦略的に高めるダイバーシティとともに、近年多くの経営者や人事担当者の注目を集めています。

インクルージョンの推進を効果的に進めていくためにも、まずは言葉の意味や語源、ビジネス分野における扱い方など基本的な部分について学んでいきましょう。

インクルージョンの意味

インクルージョン(inclusion)とは、組織に所属している全従業員が仕事に参画し、成果に貢献する機会があり、個々の特性や魅力が十分に反映されながらも、組織全体が一体感を持って活動している状態を指すビジネス用語です。

英語のInclusionを直訳すると「 包括 」や「 包含 」となるように、 多種多様な価値観や考え方を組織の一部として受容し、違いを強みとして捉えてビジネスに活用することで、個人と組織双方のパフォーマンスの最大化を図ります。

ここでいう違いとは、 価値観考え方 だけではなく、 国籍、人種、性別、年齢、学歴、宗教、ライフスタイル、障害の有無 などあらゆるものを含みます。

同僚やチームメンバーの血液型や星座を気にしながら働くことがないように、これらの差異についても特別意識することなく、個人の存在を尊重し、認め合うことによって、社内コミュニケーションの活性化や潜在能力の引き出し、革新的アイデアの獲得、従業員満足度の向上、業績の向上などさまざまな効果を得ることが可能となるのです。