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プロダクトライフサイクル

2019年4月9日(火)更新

プロダクトライフサイクル(PLC)とは、製品(商品)・サービスを市場に投入してから、市場から消えるまでの需要の寿命を指すプロセスです。企業が市場における自社の製品の立ち位置を知る上でも重要な考え方でもあります。今回はプロダクトライフサイクルの定義や仕組み、成長・成熟期の戦略から特徴、事例までをご紹介いたします。

プロダクトライフサイクルとは

プロダクトライフサイクル(PLC)とは、市場に製品・サービスを投入してから消えるまでの過程を、導入期、成長期、成熟期、飽和期、衰退期の5つのプロセス(成長期を前期、後期に分ける場合もある)で示したものです。

キャズム理論イノベーター理論との関連性も深く、各プロセスの顧客を定義し、市場ニーズや動向を踏まえて、製品・サービスを投入し、普及させていくことができます。

プロダクトライフサイクルは製品戦略・事業戦略の要

プロダクトライフサイクルでは、「導入期」「成長期」「成熟期」「飽和期」「衰退期」ぞれぞれのキャッシュフローにおける特徴を捉えて、投資規模の判定や経営資源の分配率の判断、自社製品の利益の最大化につなげることができます。

また、プロダクトライフサイクルを分析・理解することで、市場におかれた自社製品の状況を把握し、ブランド戦略の導入タイミングや、競合他社の参入時期の予測、他社との差別化の推進、市場からの撤退時期の判断が可能となります。

そのため、マーケティングや経営企画において、プロダクトライフサイクルは製品戦略や事業戦略立案の要であると認識されているのです。

近年では、顧客ニーズの多様化により、プロダクトライフサイクルの短期化が顕著となっています。プロダクトライフサイクルの分析は、業務効率化コスト削減の実現、次世代のヒット商品の開発のきっかけにもつながります。

プロダクトライフサイクルの導入期

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