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アウトソーシング

2019年4月9日(火)更新

不確実性が増していく日本経済において、各企業は売上・利益の向上に加え、コスト削減の実施を積極的に行なっています。今回は多くの企業が取り組んでいる経営戦略のひとつ、アウトソーシングの意味や、委託するメリットの大きい具体的な業務や導入する上での注意点をご紹介いたします。

アウトソーシングとは

アウトソーシングとはなんでしょうか。言葉の意味や概要を解説します。

アウトソーシングの意味

アウトソーシング(outsourcing)とは、直訳すると「外部から経営資源を調達すること」を意味します。この場合の「経営資源」とは、人的資源のことです。

つまり、アウトソーシングとは、 企業内の社員のみで業務を行うのではなく、業務を社外の人材や専門企業に切り出し、仕事をしてもらう経営手法 のことです。「外部委託」とも呼ばれます。

アウトソーシングの中には、人事部門基幹部分含むすべての業務を外部委託するBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)や、グループ企業のコーポレート機能を集約させたシェアードサービスなどもあります。

アウトソーシングは新たな人材の確保や設備投資を行なう必要がないため、低いコストで業務(仕事)の効率化・品質向上ができるメリットがあります。その結果、企業は経営資源(ヒト・モノ・カネ)の有効活用が可能となり、本業である新製品開発やマーケティングなどの高度な業務(仕事)を強化できます。

現在、企業は将来の収益源確保のため、多角化経営を行ないつつも、不採算部門の整理を行い、「選択と集中」を行なう経営戦略を実施しています。また、技術革新により、従来、ヒトが担ってきた業務(仕事)がアウトソーシングされやすくなり、さらなるコスト削減と業務(仕事)の効率化・品質向上が見込めることからも、アウトソーシングは今後も拡大していくと考えられます。

アウトソーシングに適した業務一例

従来、アウトソーシングが可能な業務は、パートやアルバイトが担えるような単純作業がほとんどでしたが、近年では業務領域が広がっており、さまざまな業務が外部会社に委託されています。